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神戸:ファルコンの散歩メモ

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ファルコン昆虫記(731)路上で休憩【ウスバキトンボ】

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飛翔能力の高い【ウスバキトンボ(薄羽黄蜻蛉)】が、珍しく路上で休憩していました。

めったに休憩することのない「トンボ」で、とまるとすれば枝を抱きかかえるようにぶら下がる姿勢を一般的には取ります。

秋の季節到来を告げるかのようにお盆の頃にたくさん発生することから、別名「精霊とんぼ」や「盆とんぼ」と呼ばれています。

成虫の体長は5センチほどで、翅の長さは4センチほどの中型の「トンボ」です。
和名通り翅は薄くて透明で、後翅の幅広い基部は黄色に染まり、前身が薄い黄褐色で、腹部の背中側に黒い縦筋が入り、それを横切るように細い横縞があります。

寒さに弱い「トンボ」ですので、日本で越冬はできません。
東南アジアからか小笠原当たりなのかルーツはわかりませんが、南方より春先に渡来した【ウスバキトンボ】の第一世代がまずは大二世代を残します。夏場では卵から成虫まで約40日間ほどで次世代が生まれ、その繁殖の早さは他の「トンボ」に比べて群を抜いている早さで日本を北上、北海道当たりで寒くなり死滅してしまいます。
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ファルコン昆虫記(730)デュランタの花に【チャバネセセリ】(6)

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数匹が群だって、 「デュランタ」 の花に吸い蜜に訪れていました。

チョウ目(鱗翅目)セセリチョウ科の<蝶>ですが、「イチモンジセセリ」と同じように体全体が茶褐色ですので<蛾>と間違われやすいです。

前翅長は約20ミリと「イチモンジセセリ」よりも小さく、また翅が縦長く、後翅裏側の模様が小さな銀白点4個ですので、四角形の銀白点が縦に並んだ 「イチモンジセセリ」 とはすぐに見分けが付きます。

幼虫の食草は「イネ」や「ススキ」といったイネ科の植物や、タケ科やカヤツリグサ科の植物で幼虫で越冬、6月~11月にかけて年3~4回発生しますが、神戸では9月頃から見かける機会が多くなります。
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ファルコン昆虫記(729)縦縞模様の【ブタクサハムシ】

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先ほど紹介した 「オクラ」 の株の最上部に、体長5ミリほどの昆虫を見つけました。

一瞬カメムシ亜目の 「ウズラカメムシ」 かなと思えたのですが、ひし形の体形ではなく、雰囲気的に「ハムシ」の仲間かなと調べてみましたら、やはりハムシ科の【ブタクサハムシ(豚草葉虫)】でした。

北アメリカからの外来昆虫として、1996年に東京都や神奈川県で発見され調査が進められています。近年勢力を伸ばし、現在では青森県から鹿児島県まで広い範囲で分布が確認されています。

体色は淡黄褐色、微細な毛におおわれていますので光沢はありません。
上翅に特有の黒褐色の縦縞模様があり、この縞の濃淡や長さには個体変異が見られます。
脚は本体と同様に淡黄褐色ですが、触角は黒く、食草的にはキク科の「ブタクサ」や「オオブタクサ」・「ヒマワリ」などを好んで餌としています。
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ファルコン昆虫記(728)ランタナの花に【ナミアゲハ】(15)

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夏から秋にかけての【ナミアゲハ】は、「キアゲハ」と同じように翅色が黄色っぽくなりますが、右前翅の上側の部分に横筋が見えていますので、写真の<蝶>は【ナミアゲハ】だと同定できます。

チョウ目(鱗翅目)の<蝶・蛾>の大部分は植食性で、その多くの幼虫は棲み分けの自然淘汰でしょうか、特定の植物のみを食べるという性質を持っており、アゲハチョウ類は「ミカン科」を食草としています。

孵化したての幼虫は体長も小さく移動性に乏しいので、産卵する<メス>は幼虫の餌となる植物種を正確に探してその葉に 産卵 します。

アゲハチョウには、前脚先端部にある<ふ節>と呼ばれている組織に味覚感子があり、前脚で植物の葉を叩く<ドラミング行為>によって「味覚」を確認して見分けています。
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ファルコン昆虫記(727)【フタトガリコヤガ】の幼虫の成長過程

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ファルコン昆虫記(727)【フ... ファルコン昆虫記(727)【フ... ファルコン昆虫記(727)【フ...
チョウ目(鱗翅目)ヤガ科アオイガ亜科に分類されている【フタトガリコヤガ】の終齢幼虫(写真下段)は、体長40ミリばかりで、黄・緑・黒のコントラストが強い派手な配色模様をしており、お尻に赤色斑があります。

今回、写真中段の終齢幼虫手前の幼虫と、前回写せませんでした「終齢幼虫」のお尻にある赤色斑の<肛紅板>が写せましたので、成長過程として並べてみました。

チョウ目の幼虫は胸部に3対の胸脚と、腹部の第3節~第6節に4対の腹脚、第10節に1対の尾脚を持つのが一般的ですが、この【フタトガリコヤガ】の幼虫は、第3節・第4節の腹脚がありません。

「シャクトリムシ」 では、第3節~第5節の腹脚が退化していて、尾脚と第6節の腹脚だけになっていますが、本種は普通の「毛虫・イモムシ」と「シャクトリムシ」の中間的な存在で、脚の構造上「シャクトリムシ」と似た歩行をします。
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ファルコン昆虫記(726)旅路の果て(20)【ヤマトシジミ】(31)

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2年ぶりに確認できました 「マメアサガオ(豆朝顔)」 でしたが、雨に濡れたあとできれいな状態の花を探していましたら、【ヤマトシジミ(大和小灰蝶)】が葉にとまりました。

「マメアサガオ」の葉は長さ5センチ前後、広卵形から3裂するものまで、いろいろな形状がありますが、雨後の活動の休憩でしょうか。

弱肉強食の自然界の過酷な状況でのできごとですが、かわいそうに後翅の中央部が欠如していました。

翅の欠如は、過去にも 「ヒメウラナミジャノメ」 や 「モンシロチョウ」 ・ 「ホシミスジ」 などでも見られましたが、このように翅の中央部が筋で欠けているのは初めてです。

どのような旅路を過ごしてきたのかはわかりませんが、元気にこのたくましさを、子孫に残してほしいモノです。
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ファルコン昆虫記(725)ヤナギトウワタの花に【イチモンジセセリ】(13)

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今年としては、9月14日が 【イチモンジセセリ】 の1回目の登場になりましたが、そろそろ見かける機会が多くなる時期に入ったようです。

「ヤナギトウワタ」の花に、吸い蜜にきた【イチモンジセセリ】ですが、同定の要となる後翅裏側の白銀紋が消えかかっていて、一瞬どの「セセリチョウ」かと悩んでしまいました。

地味な茶色の翅色と太い胴体のため、<蛾>と間違われやすいのですが、<蝶>の仲間です。
一般的に触角の先端が「棍棒状」なら<蝶>、それ以外「 糸状櫛状 」なら<蛾>とされていますが、どちらも同じチョウ目(鱗翅目)で動物学上の分類では区別はありません。

チョウ目は日本では約6000種、そのうち<蝶>は約200種強ほど、「セセリチョウ」は4亜科37種が日本では分布しています。
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ファルコン昆虫記(724)仲良きことは(26)【ルリアリ】の<オス>

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布団に横になり本を読んでいますと、どこから紛れ込んだのか、全長3ミリほどの【ルリアリ】の<オス>が二匹、蛍光灯の下に飛んできました。

年に一度一定の期間、成熟した巣から翅をもつ<処女女王>と<オス>アリが多数飛び出し、<結婚飛行>を行い空中で交尾します。
<結婚飛行>の時期は、違った種が混じらないように進化したのか、種類や地域によって大きく異なり、春から秋に行われ、体形や体色と合わせて種の同定の目安になります。

5~6月頃には「クロオオアリ」、6~7月頃には「クロヤマアリ」、7~8月頃には「アシナガアリ」などが交尾期で、9月~10月にかけては、「キイロシリアゲアリ」や「サクラアリ」などが<結婚飛行>を行います。

二匹の<オス>たち、女王蟻を見失い、わからない所に紛れ込んで困惑しているのか、お互いに接触行為で仲良く情報交換を行っているようでした。
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ファルコン昆虫記(723)仲良きことは(25)【ヤマトシジミ】(30)

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春から秋にかけて、年5~6回発生する【ヤマトシジミ(大和小灰蝶)】ですが、そろそろ繁殖期も終わりごろかもしれません。

幼虫の食草の「カタバミ」の葉の上ではありませんでしたが、仲良き光景の【ヤマトシジミ】と遭遇いたしました。

表翅の色を見れば <オス> と <メス> を見分けるのが簡単ですが、結合部を見ますと左側が<オス>で、右側の腹部の太いのが<メス>です。

無事に次世代の卵が、「カタバミ」の葉の裏に産卵できればと眺めておりました。
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ファルコン昆虫記(722)ツワブキの葉の上に【クサギカメムシ】(3)

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以前、網戸にとまる成虫の 【クサギカメムシ(臭木亀虫)】 をアップしました。
夜間でのストロボ撮影でしたので光で反射、体表の模様があまりきれいにとれませんでしたが、自然光のもとでの撮影ができました。

刺激を受けると悪臭を放ち、その匂いは強烈で「もっとも臭気の強い」種のひとつです。

越冬した成虫は春になると出現して飛び回り、多種な植物に取りついて樹液を吸収しながら夏まで生存、交尾と産卵を繰り返し、秋の初めごろには死に絶えます。

産卵は宿生植物の葉の裏側に産み付けられ、その数は約28個あり、直径1ミリの黄緑色の卵が集まった形で、約一週間で孵化、幼虫は約35~40日かけて5齢を重ねて成虫となり、その年は生殖行為を行わずに越冬します。
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