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今年の読書(21)『警視の挑戦』デボラ・クロンビー(講談社文庫)

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日本では、1994年3月に第1作の『警視の休暇』で始まった<キンケイド警視>シリーズですが、最新刊(2017年2月刊行)の本書が最新刊の第14作目になります。

カヌーでオリンピック出場を目指しテムズ川で練習していた<レベッカ>が、水死体で発見されます。彼女は、ロンドン警視庁の女性警察官ということで、<キンケイド>が事件を担当します。

元夫やボートのコーチ、行方不明の探索に関わった元衛生兵と関係者が複層するなか、警察の上司にレイプされた過去が判明、現在は引退している副総監の名が浮上、<キンケイド>は、妻の<ジェマ>の協力の元事件の真相に迫っていきます。

ここ最近の 『警視の偽装』 ・ 『警視の因縁』 と、<キンケイド>と<ジェマ>の二人の私生活面の匂いが強めの展開でしたが、本書622ページは<キンケイド>警視の面目躍如といった活躍が楽しめました。
#文庫本 #読書

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