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801. HP内容更新(14年間の治療実績も含む)

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801. HP内容更新(14年...
2020年3月からの
新型コロナ感染対策として、
遠方からの受診制限等を
行ってきました。

この間、多くの患者さんに、
ご迷惑をおかけしています。

現在も、診療時間、受診受付等を
縮小しています。


2008年5月より2022年4月までの、
14年間の「治療実績」を
何とかまとめることができました。


過去の流産回数2~16回、
平均年齢35歳、
不育症初診者、5006名のうち、
治療された2073名の
治療成功率は、78% でした。

40歳以上の方の
治療成功率は、56% でした。


過去の胚移植回数5~28回、
平均年齢38歳、
治療された1605名の
治療成功率は、24% でした。

40歳以上の方の
治療成功率は、12% でした。


詳細は不育症と着床障害の
治療実績をご覧ください。


「治療実績」以外にも、

「当院の特徴」、
「検査」、 「治療」、 「原因」

の内容を更新しましたので、
チェックしてみてください。


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800. 今年こそ授かりますように

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800. 今年こそ授かりますよ...
コロナにロシアに物価上昇と、
昨年は息苦しい毎日でした。

今年こそ、
もっと気分良く
過ごしたいものです。

今年こそ、
元気な子を授かりますよう、

お祈りしています。


ワオ!と言っているユーザー

799. 「免疫」が動くから「炎症」が起きる

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799. 「免疫」が動くから「...
子宮内の細菌の遺伝子検査(EMMA,ALICE等)
の問い合わせがよくあります。

当院では行っていません。

商業ベースの高額な検査であり、
治療的価値が低いと考えられるからです。


アレルギー、 ストレス、
細菌感染、 ウイルス感染、
生活習慣の乱れ 
などの原因により、

「免疫」が動くから「炎症」が起こり、

「炎症」を引き起こす免疫の異常が
着床不成功、
流産を引き起こしています。


細菌の遺伝子検査による
抗生物質、乳酸菌治療で
良い結果が得られないならば、

「免疫」の精査をして、
「免疫」の寛容状態を引き起こす
治療(ステロイド、ピシバニール等)
が最良の道と考えられます。


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798. 当院ではタクロリムスではなくステロイドです

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798. 当院ではタクロリムス...
ステロイドは1948年に開発され、
タクロリムスは1993年にステロイドより
強力な免疫抑制剤として開発されました。


薬の胎児への移行性(胎盤通過性)について、

プレドニゾロンというステロイドは
胎盤をほとんど通過しませんが、
タクロリムスはヒトで胎盤を通過することが
報告されています。
(Br. J. Clin. Pharmacol. 76(6): 988, 2013)

ステロイドについては、
必要量をコントロールしやすく、
健康な妊婦さんへの投与例は世界的に多数あり、
胎児への長期的な影響も問題ないようですが、

タクロリムスについては、
健康な妊婦さん(臓器移植を受けていない)への
投与例は現時点でわずかですので、
長期的な母児への影響が不安です。


妊婦さんへのステロイド治療について、
私は30年以上の治療経験があり、
副作用も含めて、
最良の治療効果を得る技量を持っている
と思っています。


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797. 妊娠は生理的な子宮内膜炎

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797. 妊娠は生理的な子宮内... 797. 妊娠は生理的な子宮内...
半分異物である受精卵が
子宮内膜に侵入すれば、
免疫細胞が活性化して、
必ず炎症(軽度)が起こります。

生理的な免疫反応により、
受精卵側の絨毛細胞の分化に必須な
コロニー刺激因子(M-CSF)が
充満され、さらに血液が充血してきます。


ところが、
アレルギー、細菌感染等の
原因があれば、
異常な免疫反応(慢性子宮内膜炎等)
が起こり、
移植失敗、流産となるのです。


異常な免疫反応が起こっているかどうかは、
Th1/Th2 検査だけではわかりません。
NK細胞活性や、M-CSFや、
TNFα等の免疫検査が必要です。


その結果により、
たとえばタクロリムスのような
ステロイド以上に強力な
免疫抑制剤の治療は、
かえって悪循環になることがあります。



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796. 粘膜の炎症

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796. 粘膜の炎症
子宮内や腸管や鼻腔は、
粘膜の管であり、
外気と接しています。

粘膜内には、
異物の侵入を防ぐため、
多数の免疫細胞が
存在しています。

何らかの原因で免疫細胞が
活性化すると、
「炎症」が起こります。

「炎症」が病的に慢性的に続くと、
慢性子宮内膜炎、慢性腸炎、慢性鼻炎
となるのです。


「炎症」の主な原因としては、
アレルギー、ストレス、
細菌感染、ウイルス感染
自己免疫異常、
生活習慣の乱れなどが、
考えられています。


慢性子宮内膜炎の原因は、
細菌感染だけではありませんよ。


慢性子宮内膜炎によると考えられる
不育症、着床障害に対しては、

「炎症反応」の直接的な原因である

「免疫異常」を詳しく調べて、
免疫を正常化する治療
をすることがポイントです。



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795. 移植後・妊娠初期は、カイロより腹巻を

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795. 移植後・妊娠初期は、...
朝夕冷え込んできました。

移植後あるいは妊娠初期に、
カイロでお腹、腰を温めていませんか?

カイロは、体温以上に
温度が上がりますから、

局所的に、「低温熱傷」になる可能性あり、
そうなると、
炎症性の免疫反応の異常が起こり、
胎児に危険です。

カイロではなく、
腹巻がお勧めです。

腹巻は体温を保温するだけですから、
子宮内の循環・免疫・ホルモン環境に
良いですよ。


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794. 朝霧の風景

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794. 朝霧の風景 794. 朝霧の風景
気分転換に
山奥の地へ行ってきました。

まだ薄暗い早朝、
深い霧の中、
幻想的な風景に出会えました。


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793. 不育症で流産したら流産物の染色体検査する

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793. 不育症で流産したら流... 793. 不育症で流産したら流... 2022年11月皆既月食 2022年11月皆既月食
2回以上の流産経験があり、
その後も流産を繰り返されたら、
流産物の染色体検査が保険でもできますよ。

保険の場合、費用は約1万円です。

ただし、
保険で検査をできる施設は、
過去に流産物の染色体検査を自費で
20回以上されている医療施設であり、
保険診療を申請した施設に限定されています。


一般的に、
流産物の染色体検査が可能な施設は、
不育症の原因究明に熱心な施設の可能性が高い
と考えられます。


この検査をすれば、
流産した原因が
染色体異常という卵の異常(運命)によるものか、
染色体正常、つまり卵は正常で
子宮環境の異常によるものか、
はっきりするからです。


夫婦の染色体検査と比較して、
流産物の染色体検査は、
直接的な原因がわかるため、
非常に重要な検査ですよ。



詳しくは、当院ホームページの
「注目ブログ」の中の
「染色体検査」を見てください。


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792. 人免疫グロブリン大量静注療法の有効性

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792. 人免疫グロブリン大量...
原因不明の不育症に対する画期的な治療法として、
約40年前に、
夫リンパ球免疫療法と、白血球輸血療法が
開発され、
約30年前に、
人免疫グロブリン療法が開発されました。

その後の多くの臨床研究において、
人の血液製剤による感染症(エイズ感染)等の
危険性と、
治療対象・治療方法の世界的多様性による
有効性の疑問により、
ほとんど治療法として使われなくなっていました。


今年の6月、
日本の山田秀人先生らのグループが
「人免疫グロブリン大量静注療法が
原因不明の不育症の治療法として有効である」
可能性を
信頼度の高い研究方法で報告しています。
(eClinicalMedicine.2022;50,101527)


難点は、5日間連続の点滴治療であり、
費用が約100万円と高額であることです。


ワオ!と言っているユーザー

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