ある患者さんが、妊娠初期に不育症クリニックを受診するのは、 「 戦 場 に 行 く よ う な 気 分 で す 」 と、おっしゃっていました。 妊娠反応がでてから、約6週間が、 多くの例で、最も危険な時期です。 妊娠反応がでた瞬間から、喜びから、 すぐに、不安と緊張の状態になりませんでしたか。 たとえば、すぐに、下腹が張るような、少し痛いような感じ が、ありませんでしたか。 過去の流産のつらい記憶がよみがえり、 熟睡できなくなるようなことはありませんでしたか。 何かイライラしていませんでしたか。 基礎体温の動きに敏感になり過ぎていませんでしたか。 つわりの程度の変化に、過剰に緊張していませんでしたか。 過剰な不安と緊張、そして、 また流産するのではないかという恐怖心は、 その精神状態そのものが、 お腹の中の小さな赤ちゃんにとっては、 とっても危険です。 過剰な緊張は、赤ちゃんへの栄養の供給源である 子宮内のらせん動脈を萎縮させてしまい、 その結果、 流産させてしまう危険性があるからです。