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109. チャップリンの残してくれた言葉より

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109. チャップリンの残して...
「 私 は 悲 劇 を 愛 す る。
悲 劇 の 底 に は
何 か し ら
美 し い も の が あ る か ら。 」


私はこのチャップリンの言葉に深く共感しています。

私は30年以上の不育症の治療のなかで、
4000組以上の不育症ご夫婦を治療させていただき、
1回の妊娠治療につき、
約8割の成功率を残しています。

今年は、16回の流産の後、
17回目の妊娠治療で初めて、
元気な赤ちゃんを出産された不育症患者さんも
経験させていただきました。

これまでに、
非常に多くの不育症患者さんからの
感謝のお手紙と
元気な赤ちゃんの写真を
いただいています。


本当にうれしいことです。
自分の医師としての人生の生きがいです。
神様に感謝しています。


でも、
もっと深く
心を動かされ
私の記憶の中に
焼きついて離れない患者さんたちが
いらっしゃいます。

どうしても
うまくいかず、
年齢の壁に阻まれて、
治療を断念した人たちです。


その悲しげな、
そして、
やさしいまなざしが
忘れられません。



世界の喜劇王、
チャップリンは
世界中の人たちに
笑いという心のプレゼントを
与え続けた人ですが、

悲劇的な運命に対しても、
立ち向かい、
受け入れる、
受け入れるしかない心の深淵に
人間の美しさを
感じ取っていたのではないでしょうか。


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かんまま
かんままさんからコメント
投稿日 2011-01-04 16:46

こんにちは。約2年前に繋留流産をした際に先生のブログに出会い助けられました。
昨年末、妊娠が分かりつかの間の幸せな時間を味わいました。1月2日に、ソウブ妊娠?と分かり本日3件目の病院に行ってきた所です。2003年帝王切開にて出産しています。今回その帝王切開の傷のくぼみに妊娠していました。子宮摘出か抗がん剤で温存するか。いくら考えても真っ暗で答えが見つかりません。現在子供は、一人36歳です。今回こそはと望んでやっとの妊娠でした。温存してもう一人産みたいという思いも強いですが温存してこの先、癌になりやすかったりしないか不安もあります。国内でも珍しい妊娠だとききました。温存はリスクが高いのでしょうか。これは不育症と認識すべきですか?あまりのショックで担当医へ聞くことすらおもいつきませんでした。長文になりましたが何かしら情報をいただけるとうれしいです。

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