記事検索

512.アメリカ生殖免疫学会に出席

スレッド
512.アメリカ生殖免疫学会に...
アメリカ生殖免疫学会が、
今年9月に、シカゴで開催され、
久しぶりに参加してきました。

シカゴは、アメリカ北部にあり、
ミシガン湖に面して、きれいな都市です。

1993年には、
ヒト生殖センターでの共同研究のため
約7か月間、暮らしていました。
今回が7回目の訪問です。
2001年には、この学会で特別講演者
として招待を受けています。

アメリカの長年の友人とも会い、
懐かしく、楽しい時間でした。

写真は、ミレニアムパークから見た
シカゴの街ですが、
遠くに見える高いビルが
シカゴのトランプタワーです。


学会の内容としては、
不育症・着床障害の
免疫的原因と、その免疫治療法が
報告されていました。

免疫的な治療法として
基本的な
アスピリン治療、
ステロイド治療、
(低分子)ヘパリン治療、
以外に、

免役グロブリン治療、
抗TNFα薬治療(ヒュミラ)、
イントラリピッド治療、
G-CSG薬治療などが
提案されていました。


受精卵が子宮内で育つためには、
子宮内の免役細胞による
子宮内ラセン動脈(細動脈) の
再構築 と 血管新生 が必要である
ことも報告されていました。


1985年に初めて、
この学会で発表しており、
この学会の医学専門誌である
American J of Reprod Immunolの
副編集委員長も長く勤めていましたので、
この間、約30年間の変化もよくわかります。

不育症・着床障害の原因と治療には、
免疫的因子が非常に重要ですが、
それだけでは
実際の治療には不完全であり、
特に精神的因子の
分析・サポートとの併用が
治療効果を高めることは
学問的にも、経験的にも、
間違いないと確信しています。

ワオ!と言っているユーザー

  • ブログルメンバーの方は下記のページからログインをお願いいたします。
    ログイン
  • まだブログルのメンバーでない方は下記のページから登録をお願いいたします。
    新規ユーザー登録へ
ハッピー
悲しい
びっくり