昔、広告制作を担当させていただいていたお客様で、福岡の手作り美顔サロン花さん、というところがあります。http://www.tedukuribigansaronhana.com/
女性のオーナーで、私は「花先生」とお呼びしていましたが、おっとりした優しい方で、お客様は神様だ、言うことを聞け~みたいな方とは正反対の方でした。疑うことを知らない方で、私を信頼して、いつも可愛がってくださいました。だから、私もその信頼に応えようと、必死にがんばったものです。
花先生は一日中立って仕事をされていました。全身リンパマッサージなど、力のいる仕事も多くて、きっと大変だろうと私は思いました。あるとき、「全身マッサージが何連続もだと疲れませんか」と聞くと、花先生はニコニコして「ううん、私、マッサージするとお客さんだけじゃなくて私も運動して元気になるからもっとやりたーいって思うの!」。
ああ、なんて素敵な考え方なんだろうと思いました。だから私も花先生にならって、仕事は自分のために楽しみながらやるようにしています。時々、辛いこともありますけどね(笑)。でもほとんどの場合は、全ての仕事は新たな挑戦ですし、挑戦って楽しいなあと思います。
そんなこと、思いながら仕事をしている人いますか?
だとしたら、私、あなたが大好きです!
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2017年ももう終わろうとしていますね。
これを読まれている皆さんが、温かい場所で幸せであることを祈ります。
どうぞ良いお年をお迎えください。
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ちょっと前のことですが、世界の有名ブランドが発売している革製品について書く機会がありました。
最近、生産業のキーワードはなんといっても「sustainable(持続可能)」で、多くの企業が、自然界から生産材料を枯渇させないよう環境に配慮した生産を行っています。
それは革製品にも言えるわけで、多くの有名ブランドが、動物を乱獲せずにsustainableな革であることを牧場まで辿って確認してから製品を作る、ということを始めています。そこで登場してきたのが、有名な某xxバッグです。今すぐ買おうとしても予約待ちで買えないほど人気のこのバッグ。その理由は、sustainableな動物が育つのを待っているからだ、との説明がありました。
でも動物にsustainableと言われても、二つの目がある動物は、そのかけがえのないたった一つの命で生きているわけです。その命を差し出したら、sustainableではないのです。
xxバッグの予約待ちは、すなわち、今、育っている動物の「死待ち」ということで、今どこかで育っている動物を、あなたはあなたの鞄にするために殺す予約をしたということになります。
私はもう、私の生涯で革製品はいりません。
昨日、洋服店のH&Mに行ってきましたが、売り場に見事なほど革製品がありませんでした。靴も、鞄も、何もかも革はありません。何か意図的なものを感じてH&Mの企業理念をウェブサイトで確認してみますと、「食肉用のレザーだけを販売し、皮革をとるためだけの動物のレザーは販売していない」と、記されていました。売り場に革製品が全く見当たらなかったのは、さらにこの理念が進化したものかと思います。
動物を殺してまで自分を飾ろうと、私は全く思いません。
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※引用:H&M〈企業責任〉 http://www2.hm.com/ja_jp/customer-service/sustainability.html
Q. ファーやレザー製品に関するH&Mの方針はどのようになものですか?
A. H&Mはリアルファーを販売していません。また、H&Mは食肉生産用の羊、ブタ、ヤギ、その他の家畜のレザーだけを販売し、皮革をとるためだけの動物のレザーは販売していません。 その他の革製品をH&Mで販売することは認められません。
~「働く女性のLife Designマガジン アヴァンティ」に連載中のコラムhttp://www.e-avanti.com/57204より~
アメリカに来て10年、涙ぐましくも周囲から浮かないように生活し続けた結果、私の中から完全に消えた習慣や意識がある。例えば…
うん、うん、と相槌を打つこと
日本人は相手が話しているとき、こまめに相槌を打つ。しかしアメリカ人はシーンとしたまま、身じろぎせずに聞く。電話などでは、あまりの静けさに切れちゃったのかと思うことも。
待っている人のために急ぐこと
紳士淑女は横断歩道を渡るとき、自分のために車が待っていても走ったりせずに悠々と歩く。小走りは下品とな。長蛇のレジで値段が分からないときも、キャッシャーはゆったり歩いて棚に値段を見に行く。
知らない人と目が合ったときの反応
アメリカでは、全く知らない人でも目が合ったらニッコリ笑い、時に「元気?」と聞く。微笑む際は白い歯をニッと見せるのがコツ。苦労の末体得したこの習慣も、日本では奇妙かな…。
名刺を出すこと
仕事の場でも、アメリカではあまり挨拶時に名刺を出さない(一部の職種を除く)。名刺の代わりに、名前を名乗って力強く握手する。この前、在米歴40年の浦島太郎のような日本人社長を福岡の某社長に紹介したが、その方が名刺なしに現れたものだから、「名刺も出さない失礼な人!」と取引(浦島さんが客側)をお断りされてしまった。両方の立場が分かるが、ちょっと気の毒。
ハンカチを持つこと
アメリカ人はハンカチを持たない。ハンカチ売り場もない。紙がどこにでもある。ハンカチは旧時代のもの? そういえば日本で会社に通っていたころ、ハンカチを忘れたことが気になって通勤途中に家に引き返したこともあったっけ…少女時代を懐かしむような気分デス。
年齢によるハジケ規制
ちょうど昨夜は、近所のクラブでハロウィーンパーティだった。スリラーの曲が迫力いっぱいにかかった瞬間、ヒュー! という奇声とともにダンスフロアに大勢の人が飛び出した。熱気あふれるフロアを埋め尽くすのは、白髪で腰の曲がったおじいさんとおばあさん!40代の「若者」(私)がハジケずにどうする! その後、10時半頃に眠くなって家に帰ったが、寝る直前に店に財布を忘れたことに気付いた。慌てて店に戻ったのは夜中の1時。フロアはまだまだ踊り狂う大先輩方で埋め尽くされていた。
店員を声を上げて呼ぶこと
渡米当初、「すみませーん!」と大声を出して呼んでいたが、あれ、なんだか浮いている感じ! あれから10年、私はアメリカ人の顰(ひそみ)に倣って静かに、辛抱強く、気付いてもらうのを待つようになった(昨夜、私が財布を忘れたのを店員さんが見ていたらしいが、大声を出さない+走らない主義でそのまま事務所に持っていったらしい。あのね…)。
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愛犬と私。シェルターから引き取ってきて、その時、4歳と言われたけれど、本当はもっと年上だったのでしょうね。一緒に暮らしてわずか5年で逝ってしまいました。
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青汁でお馴染み、キューサイさんの創業者、長谷川常雄氏が以前、こんなことを話してくださいました。「どんな重罪を犯した犯罪者でも、目の奥をじっと見ると、そこに優しさが見えてくるよ」。
私はこの言葉が大好きです。
誰の心の奥にも醜い思いがあるように、誰の心の奥にも優しさや悲しさ、寂しさがあります。
相手のどの部分に焦点を当てるか、それが大切なことだと思います。
だから私は相手の一番優しい部分に焦点を当てたいと思うのです。
今日、ちょっぴり物思いにふけってしまうのは
12月1日と12月2日のせいでしょう。
12月1日は亡くなった父の誕生日です。
亡くなる前、1カ月以上も行方不明だった父。
恐ろしくて不安でたまらなくて、何度も何度も留守電にメッセージを残したのを思い出します。しかし父はそのまま戻らず、遺体で見つかりました。そして私と姉以外の人には全く意味を持たないこの12月1日という日を祝うとき、心の奥がキュンと痛みます。
12月2日は、私と一緒に日本からアメリカに渡ってきた愛犬の命日です。
離婚の寂しさも、孤独な外国暮らしも、恐ろしい一人きりの夜の暗闇も、あの子がいたから乗り越えられたのに。もう5年間もあの子なしで生きているんだなあと、毎年、数を数えます。
そして、元気に見えるあの人も、いつも前向きな発言のあの方も、みんな誰でも悲しみを持っているんだねと、思います。だから、誰に対しても優しさを持って接しなければなりません。
毎年、こう思えるのは、私も悲しみを持つ人間だからで、それは亡くなった父と愛犬からの贈り物なのでしょう。
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